T型 ・・・ 魚礁に体の大部分、もしくは一部を接触させている種
U型 ・・・ 体を魚礁に接触させることは少ないが、魚礁にごく近いところに位置する種
V型 ・・・ 主として魚礁から離れた表中層に位置する種
W型 ・・・ 主として魚礁周辺の海底に位置する種

<魚礁の集魚効果>
 魚礁には、次に示したような理由により、魚が集まってくると言われています。
 
 1.餌 場 ・・・ 魚礁表面に魚の餌となるフジツボなどの付着生物が棲息するため。
 2.休憩場 ・・・ 流れが速く泳ぎ続けることが難しいときに魚礁が流れを遮るため。
 3.逃避場 ・・・ 小さな魚が大きな魚に襲われたときに身を守るため。
 4.産卵場 ・・・ 浅海域では、海藻類などが魚礁に着生するため。
 5.陰 影
 
 魚礁に集まることが知られている魚種は、100〜200種にわたり、浮魚から底魚まで幅広くみられ、海域、水深、季節、成長段階によっても異なります。タイプ別に分けると下記のように区分されています。
 また、集魚状況調査は、漁獲や魚探、目視観察など様々な方法で行われています。目視観察による調査では、おおよその目安として、水深40〜50m程度まではスキューバ潜水で行い、50m以深ではROVにより行っています。「担当:漁場開発部(橋本)」